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テイクアウト容器は“捨てる”から“めぐる”へ「Megloo(メグル―)」①

コロナ禍で増えたテイクアウトですが、使い捨て容器がごみになるのが気になり、購入をためらっていませんか?

テイクアウト用のリユース食器をシェアしてごみの削減をすすめる仕組み「Megloo(メグルー)」の実証実験が中目黒で始まったと知り、それを手がける株式会社カマンの善積さんにお話を伺いました。

 

株式会社カマン  善積 真吾さん
株式会社カマン  善積 真吾さん

「現在、中目黒では飲食店7店舗でテイクアウトにリユース食器「Megloo」を利用できます。使い終わったらどの店舗でも返却可能です。LINEで店舗情報の閲覧と容器の申請ができ、気軽に利用しやすい仕組みです」


中目黒では2023年6月の環境月間から実証実験を始めたとのこと。

 「中目黒はこだわりの店も多く、お店もお客さんも意識が高く、おしゃれと下町が融合した温かみのある街という印象です。「Megloo」を受け入れる素地があると思いました。

もともと電気メーカーで開発を担当されていた善積さんですが、なぜ「Megloo」を始めたのですか?

「コロナ禍で飲食店を応援したくて、地元の鎌倉でテイクアウトができるお店の紹介をするためサイトを作っている中で、容器持参でテイクアウトできるところを知りたいという要望が思いのほか多くありました。それならば、容器をシェアして使い捨てのごみを減らす取り組みを地域ぐるみでしていこうということから始まりました」


「まずは、お料理を引き立てる容器にこだわりました。デザイナーに考案してもらった容器は、見た目だけでなく、耐熱、耐久性も高く、液漏れもしにくい設計です。ポリプロピレン100%の素材で100回以上のリユースが可能です。耐久回数を超えたものは、カマンで回収の上、新たな製品の原料として再利用するマテリアルリサイクルにより、廃棄物をゼロにできます。また、今後はバイオマスPP(※1)も順次導入していく予定で、さらにCO2排出量を下げることができます」

実際に、ライフ・サイクル・アセスメント(※2)分析によると、Megloo容器と使い捨て紙容器を比較してCO2排出量が9割減少するそう。(※3


(※1)三井化学株式会社が製造販売するマスバランス方式のバイオマスPP(ポリプロピレン)「Prasus®」

(※2)ライフ・サイクル・アセスメント(Life Cycle Assessment)とは、製品・サービスの資源採取から、生産・流通・消費・廃棄・リサイクルに至るまで製品の一生(ライフサイクル)を通じた環境負荷を定量的に分析、評価する手法。

(※3) 一般財団法人地球・人間環境フォーラム監修の元で算出。

「Megloo」でテイクアウト!

私も中目黒のスリランカ料理の店で「Megloo」を利用してみました。おしゃれな容器で、思いのほか大きく、持ち寄りなどにも活躍しそう!お店の方の手書きのメニューもほっこりします。息子たちも美味しい、また買ってきてと喜んでいました。容器返却のときには「ごちそうさま」を伝えることができたのも嬉しかったのでした。

こんなに使い捨てのごみが減らせるのなら、テイクアウトには当たり前のようにシェアする容器を使う社会にするために私たちは何ができるでしょうか。

次の記事では、中目黒の企業に勤める社員さんたちの取り組みを紹介します。