「コンテナで野菜や草花を栽培した後の土はどうすればいいの?」と迷ってる人は多いのでは。
古い土は水やりなどで団粒構造(※)がなくなり、排水性や通気性も悪くなり、病原菌や害虫の卵などもひそんでいます。
そのため植物を植えるたびに新しい土を使うことが大切になりますが、古い土でもひと手間加えればいつでも使える土になります。
※土の粒子が小さなかたまりを形成し、それが多数集積して土壌を構成している状態。
保水性・通気性がよく植物の生育に適している。
一般的な古い土の再利用法
① コンテナから古い土を出し、シートなどに広げ、残った根などを取り除く。
② 土が十分乾いたら、フルイで微塵を取り除く。
③ ビニール袋(黒のビニールなら、より熱を吸収しやすい)に古い土を入れ、混ぜ返しながら夏場なら1週間、冬場なら2週間ほど、雨に当たらないよう天日干しする。
④ 新しい赤玉土(小粒)6、腐葉土4の割合の基本用土と再生した土を約5対5に混ぜ合わせる。
⑤ 有機質の生ごみ堆肥や落葉堆肥を混ぜ合わせる場合は、土の中で微生物などによって発酵させることで効果がでるので、植え付ける2~3週間ほど前に施し、土に有機質をなじませる。
⑥ 消毒した再生土のできあがり! 花や野菜も安心して植えられます。
エコポイント! 古い土の処分を減らすことにより、ごみも減り新しい土の購入を節約することができます。