捨ててしまうことが多い玉ねぎの皮ですが、染色材料になることをご存知ですか?仕上がりは鮮やかな黄色になります。
だれにでも簡単にきれいに染めることができるので気軽に挑戦してみてください。
今回はシミができた古い医療用のガーゼを染めてストールにしました。端は切りっぱなしでも自然なほつれ具合がよい風合いに。
基本の染色方法をご紹介します。
【材料】
医療用ガーゼ 約2.5m 約30g
(染める前に必ず水に侵して軽く絞っておきます)
焼きミョウバン 小さじ1
玉ねぎの皮 3個~5個分
【道具】
鍋(ステンレスかホーローを使用)
ボウル
菜ばし
ザル
【作り方】
① 鍋に玉ねぎの皮がひたひたになる程度の水を入れて火にかけます。
② 煮立ったら火を弱めて約20分間煮込みます。
③ 火を止めて玉ねぎの皮をざるでこして取りのぞき、煮汁を鍋に戻します。
④ そこにガーゼを入れてムラにならないように、菜ばしで全体によく馴染ませます。
⑤ 馴染ませたら5分間ほど煮込みます。そのまま冷めるまで1時間程放置冷却します。
⑦ 冷めるまでの間に媒染液を作ります。3ℓ の湯(50℃前後)にミョウバン小さじ1を加えて溶かしておきます。
⑧ 冷めたらガーゼを取り出して媒染液に20分間ほど浸けます。ボウルから取り出してよく流水で水洗いします。
⑨ 絞った後は影干ししましょう。
媒染しておくと色をきれいに保つことができます。媒染剤はドラッグストアで購入できる「ミョウバン」がおすすめです。
他にも身近なものが染色の材料になります。
野菜・豆類・・・紫玉ねぎの皮、小豆、巨峰の皮(量がたまるまで冷凍しておきます)
お茶・・・ハイビスカスティー、ウコン茶、紅茶
植物・・・赤いカーネーションの花(見ごろが終わったものを冷凍しておく)、ヨモギ、桜の枝や木の皮、藍の葉
左から赤ワイン、玉ねぎの皮、小豆、ヨモギで染めたストール
エコポイント!
シミができてしまい、使用していなかったハンカチ、スカーフ、Tシャツなどを染色して再利用できます。