野菜のくずをコトコトと煮込むとおいしいダシ、ベジブロスができます。
エコなだけでなく、フィトケミカルが豊富に含まれている栄養化の高いおダシです。
フィトケミカルとは抗酸化力を助けたり、免疫力を高める物質で、野菜の皮や種、根元(成長点)に多く含まれています。
ベジブロスの作り方
【材料】
野菜の皮や切れ端を利用
パセリの茎 、セロリの葉や根元 、玉ねぎの皮や根元 、長ネギの根元や青い部分、
にんじんの皮やヘタ 、かぶのヘタ 、パプリカのヘタの周りなど
【作り方】
① 鍋に水を1300mlを入れて、残った野菜の皮や切れ端を入れます。
② 旨味を出すために、料理酒を小さじ1杯を入れます。
③ 弱火にして黄金色のスープになるまで(約20分~40分)コトコトと煮ます。
※皮を多めに入れると黄金色になりやすくなります。
④ 鍋の火を止め、ボールとザルを用意して鍋に入っている野菜の皮や切れ端をザルで濾します。
⑤ ボールに濃厚なべジブロスができあがりました。
ベジブロスで作る「かぼちゃのスープ」
【材料】(2~3人分)
かぼちゃ 1/4コ
たまねぎ 1/4コ
ベジブロス 500ml
牛乳 200ml
塩、コショウ
【作り方】
① 鍋にベジブロス、1cm角に切った玉ねぎと皮付きのカボチャを入れてカボチャがやわらかくなるまで煮ます。
② 一度火を止めて、ブレンダーやマッシャーで形が無くなるまで潰します。
③ 鍋に牛乳を加えて弱火で温めながら濃度を調節し塩・コショウで味を調えます。
ベジブロスで使った大根の葉や青菜の茎などを取り出してみじん切りにし、スープの浮き身としてもよいでしょう。
海江田先生の食材メモ
かぼちゃは、ビタミンや食物繊維を含んだ健康バランス野菜です。
皮やわた、 種にもカロテン、ポリフェノールの抗酸化パワーがたっぷり! 捨てないで有効活用し、まるごと食べましょう。
レシピ監修:海江田 佳子(かいえだ けいこ)先生
(栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター)