目黒区総合庁舎屋上にある目黒十五庭の一角に、古布のリサイクルで作ったフエルトを活用し、芝生を育成する屋上緑化システムの実験ユニットを設置しました。
土壌の基礎は、芝用土とスーパーソルの混合土。これをフエルトでサンドイッチにし、その上に芝生を育成しています。軽量であるとともに、リサイクル素材を活用していることが特長です。
※ スーパーソル:ジャムや酢等の雑ビンを瞬間的に熱を加え、軽石にしたもの。
※ フエルト:衣類を細かく裁断後、引っかきながら綿状にほぐし、できた反毛綿をつき固めたもの。断熱材などに使われる。
耐水フィルム(奥)の上にフエルト(手前)を置く。
芝土とスーパーソルを混ぜながら入れる。
表面をきれいにならす。
フエルトを置いて軽く押さえる。
フエルトの上に芝苗を置いてしっかり押さえる。
近年、都市の温暖化防止対策としてヒートアイランド現象解消や省エネにつながる、都市緑化に効果的な屋上緑化が注目を浴びています。
今回、エコライフめぐろ推進協会は埼玉県戸田市(※)の協力のもと、実験的にリサイクル材を活用した屋上緑化システムのユニットを設置し、将来的に区民の方々に普及させていくことを目指しています。
※戸田市のとりくみ:生ごみや古着を利用して「フエルトガーデン戸田」という独自の屋上緑化システムを考案し、試行段階を経て平成19年6月に市役所屋上に460㎡の本格的な屋上緑化施設を設置しました。
(左図)完成した戸田市役所屋上「フエルトガーデン」
地図
目黒区総合庁舎