生物多様性条約第13回締約国会議 (CBD/COP13) が平成28年12月にメキシコのカンクンで開催されます。遺伝子・生物種・生態系それぞれのレベルでの多様な生物の存在を地球規模で保全するため、現在世界190を超える国と地域が条約を締結し取り組んでいます。
2年に一度開催されるこの国際条約会議に先駆けて、近年エコロジーの重要な概念として取り上げられる、生物多様性(Biodiversity)についてご紹介します。
生物多様性が、私たちの日常の暮らしと密接に関わっていることを知っていますか?
約3千万種とも言われる地球上の生物は、互いに結びついてバランスを保っています。
私たちの暮らしに欠かせない、食料や水、気候の安定など、多様な生物が関わりあう生態系からの恵みによって支えられています。
生物多様性との関わりを私たちの日常の暮らしの中でとらえ、実感し、身近なところからできることを選んで行動していきましょう。
国連生物多様性の10年日本委員会では、生物多様性を守るために、私たちにできるアクション!「MY行動宣言」を推進しています。5つのアクションの中からあなたにできることを選んで行動宣言しましょう!行動宣言は下記URLから行えます。
Act1 たべよう! 地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。
旬の食材は、おいしく、安価で手に入り、流通で生じるCO2も少なくて済みます!
Act2 ふれよう! 自然の中へ出かけ、動物園、水族館や植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。
自然は、生物多様性を学ぶ何よりの教材です!
Act3 つたえよう! 自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
私たちの周囲には四季折々にたくさんの生きものが息づいていることに気付くはずです!
Act4 まもろう! 生きものや自然、人や文化との「つながり」を守るため、地域や全国の活動に参加します。
つながりから、さまざまな「きずな」を実感してみましょう!
Act5 えらぼう! エコラベルなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。
経済社会全体が「生物多様性を守ることが当たり前」となり、自然と共生する社会を実現するための原動力になりましょう!