毎日のように届くチラシやダイレクトメール、レシート、紙袋など、身の周りにはいろいろな種類の紙がありますね。
古紙回収に出せば、また資源に生まれ変わりますが、その他の紙の再利用として器を作ってみませんか?
何種類かの紙を混ぜると味のある風合いの仕上がりになります。
注:防水加工された加工紙、ビニールコート紙は適しません。
【用意するもの】
材料と道具
- 紙類(B4サイズくらいのチラシ1枚半、紙袋の場合は小さめ1枚)
- 金属製のザル(直径10cm、深さ5cmくらい)
- ボウル
- バット(水分が出るのであると重宝します)
- 小麦粉または水性ウレタンニス(食品衛生法に適合したものが安心)
- ハケまたは筆
作り方
① 紙袋、包装紙、パンフレットなどを用意します。
② 紙を水かぬるま湯で濡らしながら手でよく揉み、充分に水分を染み込ませます。
③ 細かくちぎります。めんどうな方はハンドミキサーを使うと便利です。
ちょっとゆるめのハンバーグの生地くらいになればOKです。
軽く水気を絞ります。
④ 好きな形に成型しましょう。
厚みはなるべく均等になるよう貼り付けるのがポイントです。
あとは好きな形にペタペタしてください。
器の縁を指の腹でなでたり、つまんだりして形を整えます。
⑤ ザルに入れたまま乾かします。
手で触っても壊れないくらいに乾いてきたら型から外し、あとは触ってカンカンになるまで完全に乾かしましょう。(屋外で一日半が目安) ザルの網目模様が素朴な味わいをかもし出してくれます。
防水やツヤを出すなら、ニスや小麦粉のりを重ね塗りしましょう。
作ってみよう小麦粉のり!
小麦粉1に対して水6を加え、ダマにならないようによく混ぜたら電子レンジ(600W)で30~40秒加熱。一度よく混ぜて再びレンジで20~30秒加熱し、またよく混ぜます。これを2回ほど繰り返し、トロッとしたら完成です。瓶などに入れて冷蔵保存し、7日を目安に使い切ってください。
出典:散歩で暮らしで「エコな手作り雑貨」 蔭山はるみ著 (NHK出版)