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未来のために、いま選ぼう 第3回「窓」にCOOL CHOICE!

クールチョイスロゴ

 

 

 

未来のために、いま選ぼう


COOL CHOICE(クール チョイス)とは、2030年に向けて温室効果ガス排出量を26%削減するという目標達成のために、省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、温暖化対策に資する、また快適な暮らしにもつながるあらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です。(環境省ホームページより抜粋)

みなさんの日々の賢い選択が未来を大きく変えて行きます。

ここでは家庭にフォーカスして、毎月様々なテーマで区民の皆様が日々の暮らしの中でできるCOOL CHOICEを、ご紹介します。

是非、今日からCOOL CHOICEを実行しましょう。

※参考:環境省 COOL CHOICE ホームページ

第3回 「窓」にCOOL CHOICE!

今月は、「窓」のCOOL CHOICEについてのお話しです。

【住まいのCO2排出量】】

2014(平成26)年度、住まい(家庭部門)のCO2排出量は約1億9200万t-CO2で、日本全体の排出量の約16%を締めています。1世帯あたりでは、1年間に約3.49t-CO2排出しています。これを杉の木で吸収させるとすると、約249本必要となります。

目黒区の2017(平成29)年11月1日現在の世帯数は154,633ですので、全世帯から1年間に排出されるCO2を全て杉の木に吸収させるためには、杉の木が 約3,850万本(38,503,617本)必要となります。すごい数ですね。

住まいから排出されるCO2の約1/4が冷暖房によるものです。そこで住まいの省エネ対策では、冷暖房の省エネが重要となります。その冷暖房の省エネの重要な役割を担っているものが、「窓」です。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)

【住まいのCO2排出削減は「窓」から】

次の図は住まいからの熱の出入りを示したものですが、暖房時に温かい熱が一番逃げる場所は「窓」等の開口部で、室内の熱の半分以上(58%)が逃げています。暖房してもその半分が窓から逃げていては、ロスが多いですね。また冷房時は、外の暑さ(熱)の73%が「窓」等の開口部から入ってきています。冷房時に窓から73%もの熱が入って来ていては、冷房しても、後から後から熱が入ってくるので、エアコンは大変です。

そこで、冬は住まいから熱を逃さないように、夏は熱が住まいに入ってこないように住宅の断熱をすることが重要となります。特に熱の出入りが大きい「窓」の断熱対策がポイントとなります。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所

窓の断熱と遮熱について

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カラログ2016年夏版」

【住まいのCO2排出削減は「窓」から】

環境省によると、窓の断熱対策をすると、冷暖房エネルギーを10~30%削減できるそうです。窓を二重窓にするだけで1年間で約8%のCO2の削減につながります。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)

☆窓の断熱性能表示制度

窓には、断熱性能を表す表示があります。家電の省エネ性能表示と同じで、☆の数で性能を示し、☆の数が多い(最高は☆4つ)ほど、その窓は断熱性能(省エネ性能)が高いことを表示しています。住宅の新築時やリフォーム時には、この表示を見て、窓を選ばれることをお勧めします。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)

窓の省エネ性能

出典:環境省ホームページより(日本サッシ協会「窓の断熱性能表示制度」パンフレット)

※:熱貫流率とは1時間あたりに窓の面積1㎡を通過する熱の多さ(量)をW(ワット)で示したもので、数値が小さいほど、断熱性が高くなります。

※:玄関ドアや勝手口ドア等にはラベルが添付されないこともあります。

☆簡単にできる「暖房時」の窓の断熱対策

暖房時の窓の断熱対策は、「内」がキーワードです。

エアーキャップ(緩衝材)と突っ張り棒を利用して、下図のようなエアーキャップカーテンを作り、カーテンと窓の間に吊るしましょう。エアーキャップは空気を含んでいるため、断熱効果が向上します。ポイントはエアーキャップカーテンを窓枠まですっぽりかぶる位の大きさにすることです。

特にお勧めの場所は、窓がある浴室と脱衣所です。入浴中窓からの冷気を感じにくくなり、お湯も冷めにくくなります。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)

窓の断熱

☆簡単にできる「冷房時」の窓の断熱対策

冷房時の窓の断熱対策は、「外」がキーワードです。家の中に日射が入らないように、家の外に対策をします。

①よしずやすだれを冷房している部屋の窓の外に置いて、窓からの日射を防ぎます。

②グリーンカーテンを冷房している部屋の窓の外に置いて、窓からの日射を防ぎます。横に広がるように摘心(不要な芽をつむこと)すると、こんもり茂った涼しげなグリーンカーテンが出来上がります。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)

グリーンカーテン

☆新築時、リフォーム時の窓の断熱対策

複層ガラス、Low-Eガラス等のエコガラスにすると、窓から出入りする熱を大幅に減らすことができます。またサッシもアルミサッシより、樹脂サッシや木製サッシの方が断熱性能は向上します。

詳しくは、次回のエコリフォームでご紹介します。

(監修出典:㈱環境エネルギー総合研究所)