花の季節はまだまだ先ですが、今年もお花見情報を見受けるようになってきました。目黒川の桜は相変わらずの人気のようですね!
目黒川の桜には古木が多く、桜の寿命は案外短いらしいので今の様な素晴らしい桜がいつまでみられるのか、ちょっと心配しています。
そんな桜に対して現在「目黒川のサクラ再生実行計画」が進行中というので区の担当の方にお話を聞きました。
昨年の目黒川のサクラの様子
昨年の目黒川のサクラの様子
伐採されたサクラの木株
目黒区内には区管理の桜が約2,300本あるそうですが、中には倒木等の危険なものもあるため、専門家による診断・植替え・保護などをおこなう「目黒のサクラ保全事業」が平成27年度から始まっているそうです。目黒川については平成27年度に782本の診断を行い、9割が健全と診断され、危険と判断された4本が伐採されました。
この結果を受けて平成29年度に専門家や地域住民の意見を踏まえて桜景観の将来像や保全施策を盛り込んだ「目黒川のサクラ再生実行計画」が取りまとめられました。
計画では、目黒川の「ソメイヨシノ」による並木を将来にわたり引継ぎ、守っていくために植替え時の植栽間隔確保、枝の剪定、根元保護、施肥や土壌改良をおこなうとともに地域住民の手による保護活動も進めたいそうです。
ここでちょっと気になったのが伐採した桜の行方です。目黒川で4本と聞きましたが、その前に行った碑文谷方面の場合は10数本伐採したとか。現在それらの一部を活用し、友好都市気仙沼の加工業者さんが「サンマのペーパーナイフ」を作り、目黒のサクラ基金に1万円以上寄付した場合の記念品としているそうです。
それでも活用されているのは一部の様なので、なにかもっといい活用法がないかなあと思うところです。これまでずっと私たちの目を楽しませてくれた桜ですから。
地図
目黒区桜並木