平成30年8月10日に目黒区エコプラザの呼びかけで、田道ふれあい館にて「打ち水大作戦」を開催しました。
日中の最高気温が34.5℃の猛暑の中、 60名のご参加をいただき、ふれあい館前の通路と、田道広場公園で、15時45分に一斉に打ち水をしました。
エコプラザの担当者によるお話しでは、「日本の昔からの風習で夏の暑さを和らげ、お客様に涼のおもてなしに打ち水をしていた。打ち水は日中の暑い時間帯だとかえって蒸し暑くなってしまうので、比較的気温が低い朝夕の時間にするのがポイント。打ち水をして涼しくなるのは、地面に撒いた水が少しずつ蒸発することで地表面の熱がうばわれて周囲の気温が下がるから。撒く際は高い位置からでなく、低い位置から少しずつ、広くまくと効果的。」とのことでした。
実際今回測定すると、地表温度は、直前には42.8℃だったのが、打ち水直後には35.8℃にいっきに下がり、さらに10分後には29.8℃になりました。
参加者の方々からも「涼しくなった」という声が上がり、打ち水初体験の方からは「家はアパートの2階なので打ち水をするという発想はなかったが、こんなに涼しさが違うなら、アパートの前やベランダでもやってみようと思いました。」と感想をいただきました。
8月10日15時45分打ち水実施 地表温度
ふれあい館前 <コンクリート> (30分前) 52.7℃ (直前)42.8℃ (直後)35.8℃ (10分後)29.8℃
田道広場公園 <土> (30分前) - (直前)36.0℃ (直後)31.8℃ (10分後)28.6℃
エコポイント
今回の打ち水は、田道ふれあい館の高齢者センターのお風呂の水と、雨水タンクの水を再利用しました。水資源の再利用、ちょっとした手間で暮らしやすさをつくりだせます。
地図
田道広場公園