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落ち葉を貯める「落ち葉ンク」

酷暑の夏も終わり,街(まち)は紅葉から落ち葉の季節へ。でも大量の落ち葉、どうしてますか?

駒場野落ち葉ンク表示

燃えるごみとして回収に出している方が多いのでは。落ち葉は自然の森ではそのまま朽ちて腐葉土となりまたその森を育む肥料となります。家庭でも庭の隅に積み上げておけば半年後には立派な腐葉土になるそうです。

目黒区ではこのような落ち葉の活用を「落ち葉ンク」と呼んでいます。落ち葉を貯めておくと腐葉土という利子がつく、落ち葉の銀行(バンク)で落ち葉ンクだとか・・・。

この事業を進めている目黒区のみどりと公園課でお話を伺いました。

落ち葉

家庭では、庭の片隅などに囲いや底の無い容器を置いて、落ち葉を入れ米ぬかや油粕を加えて時々混ぜる(切り返しといいます)と半年くらいで使えるようになるそうです。

目黒区でも、駒場野公園や中目黒公園などに落ち葉ンクを設置しているそうなので早速調査。

駒場野公園では・・・

駒場野公園落ち葉ンク

雑木林管理などをおこなうボランティア団体と管理・清掃をおこなう目黒区シルバー人材センターの2団体が数か所の落ち葉ンクを設置しています。団体のものは公園内の植物育成などに使用していますが、シルバー人材センターのものは区民などが自由に使えるようになっていて、近隣の保育園や学校の生徒の方など、たくさんの方が利用しているそうです。

中目黒公園では・・・

中目黒有機クラブ

中目黒公園内のバックヤードに設置された「落ち葉ンク」。ボランティア団体が園内の落ち葉から落ち葉堆肥を作成し、 野菜の収穫体験畑の土に利用しています。中目黒公園から発生したものが公園の土に戻るほぼ完全に循環する仕組みが出来ていました。

落ち葉の堆肥化は途中で切り返しなどの作業があり結構大変な部分もありますが、身近な資源循環の実践ということで是非進めていきたいものです。

家庭で行う時に疑問点があれば目黒区中目黒公園内にある「花とみどりの学習館」へ聞いてみるのもいいですね。

なお、学習館では、「エコ・園芸生活講座」を開催しているそうなので、ご興味がある方はお問い合わせを!

ecoライフライター せいめいくん

地図

花とみどりの学習館