食品を包んだり、覆ったりする際に使い捨てのものを使わず、何度も使える「みつろうラップ」を生活に取り入れてみませんか。
「みつろうラップ」は、みつろうの接着力と手の体温でやわらかくなり冷たくなると固まる性質を利用し、お皿の上を覆ったり、袋状にして入れ物として使ったり、贈り物のラッピングに使うなど、アイデアしだいで幅広く使えます。大小さまざまなサイズがあると便利です。作り方も簡単なので、余り布などで作ってみましょう。
【材料】
- 布
- みつろう
- ココナッツオイル
- (みつろうに対して5%程度)
【道具】
- クッキングシート
- アイロン、アイロン台
- 耐熱容器(ジャムの瓶など)
- 割り箸
- 新聞紙
- 鍋
- はかり
【作り方】
① みつろうとココナッツオイルを耐熱容器に入れて、湯せんにかけて液体にします。
(みつろうの量は、布の厚さなどにもよりますが、ハンカチくらいのサイズでみつろう30gくらいが目安です。)
② クッキングシートの上に布のサイズより小さめに①を薄くのばします。
③ ②の上に布を裏面が下になるように置き、その上にクッキングシートをかぶせます。
④ アイロンを中温でかけ、布に染み込んでくるみつろうを全体にのばします。粗熱がとれたら完成です。
使う際の注意点はいくつかあります。みつろうは65℃で溶けるので、熱いものや電子レンジ、食器洗い洗浄機に使用できません。また、みつろうは酸に弱いため、柑橘類の使用には向かないそうです。
油っこいもの、肉、魚など生もののご使用は避けてください。使用後は丁寧にやさしく水洗いをして自然乾燥をしっかりするなど、清潔にお手入れしてください。繰り返し使えるというメリットをいかしていきましょう。
使い捨てのものに頼らない生活の第一歩に。お気に入りの布やハギレで作って楽しみましょう。