私たちは日々の買い物で社会を変えていくことができるもしれません。立ち止まって考えて社会や地球にどう影響しているかといった視点で物を選んでいきたいですね。
オーガニックコットンの製品を20年以上つくり、オーガニックであることの大切さを発信し続けている「メイド・イン・アース」さんの取組みに注目しました。
肌着や衣類、日用品から寝具までオーガニックコットン製品が並ぶ
「メイド・イン・アース」 自由が丘店
~オーガニックコットン製品のつくりて「メイド・イン・アース」の前田剛さんにお話を伺いました~
コットン栽培が大量の農薬を使用し、化学薬品処理をして製造されている世界的な現状に衝撃を受け、オーガニックコットンを広めたいということから1995年にブランドを立ち上げたそうです。
世界各国の第三者機関により認証されたオーガニックコットン(無農薬有機栽培綿)を100%使用し、天然のコットンの心地よさをそのままを感じてもらいたいという思いから製造工程でも天然にこだわり、環境に配慮した製法は技術的にも大変ご苦労もあったそうですが、国内の工場や職人さんたちと努力を重ね「純オーガニックコットン」の製品が生まれました。
どの製品もコットン本来のやわらかい風合いや色合いを生かしています。購入される方は、出産祝いや特別な贈り物などにより良いものを贈りたいという方や、少ないもので心地よく暮らしたいという方など、買うときにじっくり考えた上で選ばれているそうです。
「心地よく、体にもよくて、地球環境にもよいものといった基準を持つ方が増えてきました。そうして選んで買い物をすることで、地球や社会に貢献できます。日々の暮らしの中で、環境や社会を変えていく一番身近で簡単な方法は 購買行動を変えることだと思います。それにはまずは知ってもらうことであり、そういう場づくりを大切にしています。」と前田さん。
「メイド・イン・アース」の前田さんはじめスタッフの方々は、地域の保育園や幼稚園、小学校では綿を育て糸に紡ぐまでの体験や、中学校や高校では布ナプキンを通して女性の体を大切にできるようなお話やコットンをとりまくグローバルなお話をされたり、積極的に伝える活動をされています。
月に一回開催している「くらしの天然市場」では衣食住トータルでオーガニックである心地よさを伝え、生産者と消費者がつながる場となっています。
「社会や環境が持続可能であるということが大切ですが、言葉を変えれば未来に笑顔をつないでいくことだと思います。暮らしの全部をオーガニック的なものに変えていくのは大変ですが、生活の一部でもいい、少しずつ楽しみながらはじめればいいと思います。」と語ってくださいました。
環境に配慮したものを選ぶということは、地球環境だけでなく、生産者や製造に携わる人をも応援できるということですね。「笑顔をつないでいく」というキーワードがとても素敵です。現代を生きる私たちで未来に笑顔をつないでいきましょう。
メイド・イン・アース https://www.made-in-earth.co.jp/
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