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コミュニティサイクルに乗って駒場から代官山へミニツーリング

コミュニティサイクルは都市の新たな移動手段として、国内でも多くの都市で導入が始まっています。23区では目黒区をはじめ渋谷区、品川区、港区など10区で連携したサイクルポート(駐輪場所)が設置され、どこでも利用開始、返却ができます。自転車はすべて電動アシスト付きなので、遠出しても疲れず、急な坂も軽々と登ることができます。ビジネスや観光などちょっとした移動にとても便利です。それではレッツゴー! 

(詳しい利用法は、目黒区シェアリング自転車事業、東京自転車シェアリング をご覧ください)

駒場地区は緑あふれる公園や文化施設が多くある、魅力的な地域です。

今回コミュニティサイクルを利用して、葉も色付く季節に駒場地区から代官山方面へミニツーリングを行いました。

自宅近くの中央緑地公園サイクルポートからスタートします。


まず駒沢通りから中目黒に向かい、目黒川まで来たら川沿いを上流に走ります。桜の季節は人、人であふれていますが、今の季節は時間がゆっくり過ぎていく感じがします。


川沿いの個性的なショップを横に見ながら進むと、山手通りに突き当たります。

山手通りから松見坂交差点を左折して淡島通りを駒場方面に入っていきます。都立駒場高校を過ぎ次の信号を右折し、駒場東大前駅のガード下を抜けていきます。左手踏切の先に駒場野公園を見ながら、街路樹と日本民藝館に挟まれた閑静な住宅街を進むと、駒場公園に着きます。

 

 


駒場公園内には、旧前田家本邸があり春には桜も楽しめる美しい庭園や書院造の和館と英国風の王朝様式の洋館があり、和館の1階部分と洋館は一般にも公開されています。

 


一休みしたら元の道に戻り、松見坂交差点から旧山手通りを目指します。途中の道はアップダウンが多いですが、電動アシスト付自転車なのでらくらく進むことができました。旧山手通り沿いは大使館やおしゃれなブティック、レストランなどが軒を連ねます。

途中の西郷山公園は春の桜、秋の紅葉が見どころでもあり、丘の上からの眺望の素晴らしさも知られています。

 


この先にある、書店を中心とした複合施設「代官山T-SITE」に立ち寄るのも良いでしょう。自転車を置いて、遊歩道で結ばれたショップを散策するのも楽しいかもしれません。

さてミニツーリングも最終行程になってきました。

代官山交番の前にある重要文化財「旧朝倉家住宅」は紅葉のスポットとしても知られています。高台に位置しているので、昔は富士山も望めたようです。

脇の目切坂を下るとすぐ左、4月に開校したばかりの「東京音楽大学」の入口に通じます。演奏会のホールやおしゃれな飲食店が目に飛び込んできます。ツーリングの最後にお茶とケーキでゆっくりと休憩することもできます。

 

 


目切坂も歩道が整備され、自転車も安全に通行できるようになりました。サイクルポートのある中目黒駅に程近い「目黒川舟入場」に自転車を返却することにしました。

 

今回の走行距離は約10Kmでした。途中見学や休憩しながら120分程の行程でした。

 

ツーリングを通して普段気付かない新しい発見があると良いですね。


車でなく自転車を利用することでCO2排出量の削減とともに健康の増進にもつながります。

自転車を購入するよりも維持費やバッテリーの充電等の手間もかかりません。