資源とごみの分け方、出し方は住んでいる自治体によってそれぞれ異なります。他の自治体より転居して、目黒区に住むことになった方は以前住んでいた自治体のルールとの違いに戸惑うことがあるかもしれません。また、長く目黒区に住んでいても資源とごみの出し方に迷うことがあると思います。
さらに、令和5年7月1日から、これまで「燃やすごみ」としていた製品プラスチック(プラスチック製の文具や日用品など)は「資源」として回収されることになりました。
そこで今回、目黒区清掃事務所の方に資源とごみの出し方や、よくある迷いやすいものなどについて聞いてみました。
まず、迷ったときには...
目黒区ではホームページや「資源とごみの分け方・出し方」(外部リンク)、「資源・ごみ分別品目一覧表(50音順)」(外部リンク)などのパンフレットを発行して、資源とごみの出し方について詳しく情報発信しています。それでもわからないときには目黒区清掃事務所(外部リンク)に聞いてみるのがよいでしょう。資源もごみも正しく分別されていないと、収集に余計な手間がかかってしまう上に、資源として活かされません。
”あるある”を清掃事務所の人に聞いてみた
プラスチックの資源回収について
Q.1 どうやって出せばいいの?
A.1 回収日の変更はありません。これまでの資源回収の日(週1回)に、集積場に出してください。これまで回収していた「プラスチック製の容器や包装」と製品プラスチックの袋を分ける必要はありません。一つの袋(中身が見える袋)に入れてください。
Q.2 プラスチック製品なら何でも資源になりますか?
A.2 いえ。以下のものは資源として回収できません。
・汚れが落ちないもの
・一辺がおおむね30㎝以上のもの
・プラスチック以外の素材(金具やねじなど)が混じっているもの
・モバイルバッテリー、電子・加熱式たばこ、スマートフォンなど
(小型充電式電池を内蔵しているもの)
・刃物、ライター、在宅医療器具など
・ビデオテープ、カセットテープなど
・プラスチック製のまな板などで厚みが5㎜以上あるもの
特にモバイルバッテリー、電子・加熱式たばこ、スマートフォンなど(小型充電式電池を内蔵しているもの)が混入すると、清掃車やリサイクル処理施設で火災事故の原因になるので、絶対にプラスチック資源として出さないでください。
資源に出す目安は?
Q.1「びん、缶、ペットボトル、プラスチックなどの資源は、どこまできれいにして出せばいいの?」
A.1「明確な線引きはできませんが、目安として水ですすいで汚れが取れなかったり、においがついているものはそれぞれペットボトルなどは燃やすごみ・びん、缶は燃やさないごみで出してください」
Q.2「マニュキュアなど化粧品の瓶とフタはどのように分別するのですか?」
A.2 目黒区が資源として回収しているびんは飲料・食品用のびんです。マニキュアや化粧品のびんは燃やさないごみに出してください。中身が残っている場合は、飛散防止のため、紙や布に染み込ませるなどして、染み込ませた紙や布は燃やすごみへ出してください。
びんの蓋は、金属製なら燃やさないごみ、プラスチック製なら燃やすごみに出しましょう。
Q.3「例えばマヨネーズやわさびのチューブはプラスチックの容器ですが中身を食べ切ったら資源に出せますか?」
マヨネーズのように油を使った食べ物が入っていたものや、わさびのチューブなど中身の汚れが落としづらいプラスチック製の容器は燃やすごみに出しましょう。水も大切な資源です。水で軽くすすいで汚れが落とせるものは資源へ、汚れが落としづらいものは燃やすごみへ出してください。汚れが落としづらいびんや缶については、燃やさないごみに出しましょう。
きれいな状態 | 汚れた状態 | |
ペットボトル | 資 源 | 燃やすごみ |
びん(飲料・食品用) | 燃やさないごみ | |
缶(飲料・食品用) | 燃やさないごみ | |
プラスチック | 燃やすごみ |
これは資源? ごみ?
Q.1 資源とごみの分け方・出し方には、「本のハードカバーの部分は外してして燃やすごみに、中のページは古紙として出してくださいとにありますが、分けられない時はどうすればいいですか?」
A.1「分けることが出来ない時は無理をせず、燃やすごみに出してください。」
Q.2「刺身のトレーなどに入っているスポンジ状の緩衝材は資源ですか? 燃やすごみですか?」
A.2「燃やすごみに出してください。」
Q.3「傘などのビニール布地と金属が一緒になっているものはどちらに出せばいいですか?」
A.3「金具や金属部分を全て外し、プラスチック素材のみの状態にすればビニール布地はプラスチック資源に、金属部分は燃やさないごみとして出してください」
清掃事務所の人が資源とごみを収集する際、困っている事を聞いてみた
- 「資源は、効率的な収集のため、集積所には当日の朝8時までに出してください。」
- 「雨や雪などの荒天時は清掃車両が運行可能ならば収集します。」
- 「竹串、爪楊枝、割り箸などは燃やすごみですが、そのまま出さないでまとめて紙につつんで出すなど作業員がケガをしないようご配慮ください。」
- 「油などの液状のものは収集の際飛散してしまうことがあるので古紙や古布に染み込ませるか、凝固剤で固めて燃やすごみに、油などがついたペットボトルは燃やすごみ、びん・缶は燃やさないごみに出してください。」
- 「様々な新しい製品がつぎつぎと出てきて清掃事務所としても資源・ごみ、収集の分別が難しくなってきています。区民のみなさんにも分別や収集のルールにご理解ご協力いただければと考えています。」
迷ったり、わからないときは調べてみよう・聞いてみよう
資源とごみの出し方に、他の市区町村と違った目黒区独自のルールもあります。迷ったり、わからない時は区のホームページやパンフレットを参考にして、正しい出し方で資源化とごみの削減をしたいですね。(目黒区ではMGR100「1人1日100gのごみ減量」(外部リンク)を推進しています)