· 

今こそ読書をしてみては

コロナ禍、対面でのコミュニケーションの機会が減り、SNSやオンライン上でのやり取りが増えていると思います。家で過ごす時間が長くなった今こそじっくりと「本」を読んでみてはいかがでしょうか。Webやテレビなどと違い、「本」は何度でも自分の好きな時に読み返すことができます。自分のペースで”知識”を吸収できるのが魅力です。

地球温暖化や海洋プラスチック問題、食品ロス等のニュースが日々報じられています。コロナ禍の現状とアフターコロナも見据えて、家で過ごす時間にSDGsやエシカル、環境問題等について知識を深めるチャンスです。ニュースで耳にした情報が実は私たちの暮らしに深くかかわっていることに気付くかもしれません。


ワンクリックで気軽に本を購入することもできますが、気分転換の散歩のおり、目黒区エコプラザの図書コーナーに寄ってみてはいかがでしょう。子ども向けから専門書まで環境に関する本がズラリ。利用登録することで、2週間で3冊まで借りることができます。

 

蔵書の中から気になる3冊をピックアップしてみました。

目黒区エコプラザ 図書コーナー
目黒区エコプラザ 図書コーナー

「ゼロ・ウェイスト・ホーム」 ベア・ジョンソン 著

服部雄一郎 訳(アノニマ・スタジオ刊)

”巣籠り”の影響でテイクアウトやデリバリー、また家での調理の機会が増えてごみも増えていませんか。「ゼロ・ウェイスト・ホーム」の著者はカリフォルニア州在住のフランス人女性ですが、家族4人で出すごみは一年間でガラス瓶一本分(1L)という生活をしています。3R+Refuse(断る)+Rot(堆肥化)を組み合わせて、おいしい食事もファッションも楽しみながら"ゼロ・ウェイスト”(ごみゼロ生活)を実践しています。私たちも出来ることからサスティナブル(持続可能)な生活を実践していくヒントになると思います。翻訳された服部雄一郎さんは、高知県で日本でも”ごみゼロ生活”ができるのか実践されているそうです。BLOG:サスティナブルに暮らしたい


「プラスチックの現実と未来へのアイデア」高田秀重 監修

(東京書籍刊)

海洋プラスチック問題に興味があるのなら「プラスチックの現実と未来へのアイデア」をお薦めします。監修の東京農工大学の高田秀重教授はプラスチック問題の現状とこれから進めるべきポストプラスチックの世界を実現するためのアイデアを提案しています。


「はじめてのエシカル」 末吉里花 著

(山川出版刊)

3冊目は、「はじめてのエシカル」です。著者の経験をとおして”エシカル(倫理的な)”な考え方や行動の具体例を紹介しています。エシカルな商品の選び方やファッションとの付き合い方など、実はすでに日頃の生活のなかで取り入れていることに気付くかもしれません。フェアトレードの商品や服を選ぶなどすでに実践している方もいるのではないでしょうか。”エシカル”な行動への入門書です。


 

 みなさんの読んだ「本」をぜひ「実践わたし流!!」のコーナーでご紹介ください。『めぐろスマートライフ』では「私の一冊」というテーマで投稿をお待ちしています。みなさんの心に残る「本」、他の人に是非とも薦めたい「本」など、お気軽に投稿下さい。