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災害時でも美味しく食べたい!part1

いつ起こるかわからない大規模災害。ライフラインが止まり、不便な生活を強いられます。日頃から、制約のある状態を想定した災害時の生活についてご家族やご近所、友人と話し合うことが大切です。

特に、ガス、電気、水道が使えない場合、日頃使っている調理器具が役に立たないこともあります。

炊飯器が使えない場合はご飯をどう炊くか、カセットコンロでの調理で注意すべきことなど、災害時の食事作りをシミュレーションをして、調理方法や必要な備品、ストックする食材などを見直しましょう。

今回、ご紹介する防災レシピは2品!手早くできる「焼きとりボール」と災害時でも甘い物を食べると幸せを感じる時間になるので、熱に強いポリ袋を使って作る「マーブルホットケーキ」です。

調味料いらず!焼きとりボール

【材料 2人分】

  • 焼き麩(丸形)・・・10個
  • 焼き鳥缶・・・1缶
  • キャベツの葉・・・2枚
  • マヨネーズ・・・適量
  • 水(麩をくぐらせる)・・・約250ml
  • 【A】ソース・・・適量(お好みで)
  • 【A】かつお節・・・適量(お好みで)
  • 【A】青のり・・・適量(お好みで)

作り方】

1 キャベツをみじん切りにします。

2 10個の焼き麩(丸形)は、上部に包丁を入れ、フタと器に切り分けます。麩の器部分は、指で優しく押して具を入れるスペースを作っておきましょう。

3 2の麩の器部分に、焼きとり1個と1のキャベツを適量入れ、フタをします。
4 3は具が飛び出さないように、指で上下を摘み、さっと水にくぐらせます。
5 フライパンにクッキングシートを敷き、その上にマヨネーズを入れて4を置き、焼きます。底の面に焦げ目がついたら上下返して両面を焼き、【A】のソースをかけたら出来上がりです。

 

<コツ・ポイント>

災害時、水は貴重です。油汚れを落とすためにはたくさんの水が必要ですが、クッキングシートを敷いて焼くことで、調理器具を汚しません。焼き麩は、味の吸収が良いので、どんな調味料にも合います。また常温保存でき賞味期限が長いことから災害備蓄食品におススメです。

3 焼き麩に具を詰めます
3 焼き麩に具を詰めます
4 サッと水にくぐらせます
4 サッと水にくぐらせます
5 クッキングシートの上に並べ、上下返し焼きます
5 クッキングシートの上に並べ、上下返し焼きます

みんな大好き!マーブルホットケーキ

【材料 2人分】

  • ホットケーキミックス・・・100g
  • チョコレート・・・20g
  • クリープ(クリーミングパウダー)・・・30g
  • 水(鍋に入れる)・・・1000ml
  • 水・・・70ml

【作り方】

1 鍋にお湯を沸かします。

2 耐熱ポリ袋にホットケーキミックス、クリープを入れ、手で袋を閉じて、粉類が均等に混ざるよう袋を振ります。

3 2に水を入れ、また袋を閉じて、袋の外側から材料をもみ材料を合わせます。 
4 3にチョコレートを入れ、軽くまぜてから、袋に空気が入らないように縛ります。
5 沸騰した1に4を入れ湯煎します。弱火で30分たったら鍋から取り出し粗熱を取ります。

6 開いた牛乳パックをまな板代わりにし、その上に袋から出したケーキをのせ切り分けて出来上がりです。

 

<コツ・ポイント>

災害時は、牛乳を冷蔵保存できないので、クリープを災害備蓄食品におススメします。シチューやパスタのカルボナーラを作る時にも便利です。洗い物を減らすため、耐熱ポリ袋と牛乳パックを使用しました。

1 粉類が均等になるよう振ります
1 粉類が均等になるよう振ります
4 すべての具を軽くまぜたら、袋に空気が入らないように縛ります。
4 すべての具を軽くまぜたら、袋に空気が入らないように縛ります。

5 沸騰したお湯に投入
5 沸騰したお湯に投入
6 色が変わってきました
6 色が変わってきました
7 切り分けます
7 切り分けます


《レシピの提供》

ecoライフライター 海江田 佳子(かいえだ けいこ)

栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター