テイクアウトやデリバリーに使い捨て容器ではなく、リユース食器をシェアして使う仕組み「Megloo(メグルー)」(運営:㈱カマン)が、目黒駅周辺や中目黒で始まっています。そこで「Megloo」を利用している企業の方にお話をお聞きしました。
金曜日は「メグル―」でランチ会~中目黒のダノンジャパンさんの取り組み~
「Megloo」の取り組みについてダノンジャパン株式会社の大久保さんと広報のタレイさんにお話を伺いました。
左から ㈱カマン 善積 真吾さん、
ダノンジャパン㈱ 大久保 郁子さん タレイ 恵望さん
「ランチで出る使い捨て容器のごみの量が気になり、何とかならないかと思っていたところ、「Megloo」を知りました。これなら無理なくごみが減らせます。良いことは会社ぐるみで取り組みたいと思い、会社に提案しました」
もともとダノンジャパン㈱は、環境や社会に配慮した優れた会社に与えられる国際的な認証制度B Corp(ビーコープ)認証(※)を2020年に日本で6番目に取得しています。2023年5月にはさらに高いスコアで更新し、サステナブルな取り組みが高く評価されています。
※ダノンジャパンB Corp認証:https://www.danone.co.jp/impact/bcorp/
「これまでも、ボランティアを募ってビーチクリーンをしたり、サステナブルな活動を積極的にしていこうという社内風土があります。私の提案もすぐに会社に受け入れられ、「Megloo」を使ってランチ会を開こうということになりました」
「Megloo」を使う中で、スプーンやフォークなどの使い捨てでないカトラリーを自分たちで用意しようという声が上がり、使っているそう。
「次はどのお店のランチにしようか…など、部署を超えてつながり楽しんでいます」
「ランチでごみを減らすことができ、『今日いいことをした気がする』と参加者から好評なんですよ」と話すお二人は、さわやかな笑顔が印象的でした。
さて、中目黒で、「Megloo」が始まったきっかけを作ったのは、中目黒にオフィスのある「ファブリック株式会社」という企業が、「Megloo」を運営する㈱カマン(本社:神奈川県鎌倉市)に「中目黒でサスティナブルなコミュニティを作っていきたい」という思いで,B Corp認証を取得しているダノンジャパン㈱に声をかけ、現在にいたっています。
じわじわと「Megloo」をとおして地域でよい“めぐる”が生まれているようです。
目黒区のごみはどうなっているの?
出典:目黒区HPより
目黒区では、令和4年度のごみの排出量は一人当たり年間504g(前年から18g減)、資源回収量は一人当たり年間175g(前年から8g減)となっています。
少しずつですが減少傾向という結果が出ているのは、私たちの小さな努力の賜かと思うと嬉しいですね。
みなさんもさらなるごみ削減、CO2削減に「Megoloo」を使ってみませんか?