レシピをご紹介する前に『フードドライブ』をご存じですか
フードドライブとは、家庭で余った未使用食品を持ち寄り、必要としている方につなげ利用していただく活動です。エコライフめぐろ推進協会では『食品ロス※1削減』のため、フードドライブ常設窓口※2を設けています。食品ロスは資源を無駄にし、運搬や廃棄するときにもCO2を排出します。もったいないだけでなく、地球環境にも負荷をかけています。
フードドライブを実施していると、賞味期限がまだ1年以上先であるにも関わらず「買いすぎた」「頂いたけれど、活用できない」という理由で、持ち込まれる食品が多数あります。
『フードドライブの現場から』と題し、よく持ち込まれる食品を取り上げ、その食品を活用したレシピを、ecoライフライター海江田佳子さんよりレベル別にご紹介いただきます。手放す前に、レシピを参考にしてみてください。
レシピを教えてくれた海江田佳子さん
シリーズ第2回目は『缶詰』 前・後編と2回に分けてご紹介します
魚介・肉・野菜・フルーツ等、さまざまな種類がある缶詰は、賞味期限が長く災害備蓄や買い置き品として家にあるという方も多いようです。缶詰は基本的に調理済みなので、料理に活用すれば火の通りを気にしなくてよく、時間短縮や省エネルギーになります。
缶詰の中の汁(煮汁やシロップ)も全て使い、おいしくいただきましょう。
後編では、<レベル2:お手軽に><レベル3:ほんの少し手間をかけて>のレシピをご紹介します。
やきとり缶でボリューム満点そうめん <レベル2:お手軽に>
暑い時期つい多めに買ってしまったそうめん、余っていませんか。やきとり缶とお好みの薬味を使い、ボリュームも栄養も満点な一品にしましょう。麺つゆにトマトを入れると旨味が増します。
【材料 2人分】
- やきとり缶(塩味)・・・2缶(100g)
- そうめん・・・4束(200g)
- 麺つゆ(ストレートタイプ)・・・200ml
(濃縮タイプのものは希釈してお使いください)
- トマト・・・1個
<お好みの薬味>
- 大葉【A】・・・2枚(千切り)
- みょうが【A】・・・2個(千切り)
- しょうが【A】・・・適量(すりおろし)
- 白ごま【A】・・・適量
- 刻み海苔【A】・・・適量
- 刻みねぎ【A】・・・適量
【作り方】
- やきとり缶は、ふたを開け、汁とやきとりに分けておきます。
- トマトはつけ汁用にみじん切りにします。
- そうめんを茹で、茹であがったらザルに上げ、氷水でしっかり冷やします。
- 3をお皿に盛りつけ、やきとりと【A】のお好みの薬味を載せます。
- 麺つゆにやきとり缶の汁とトマトのみじん切りを入れてつけ汁を作り、できあがりです。
フルーツ缶で紅茶ゼリー <レベル3:ほんの少し手間をかけて>
フルーツ缶で、見た目も華やかな紅茶ゼリーを作りましょう。
【材料 2人分】
- 紅茶茶葉・・・大さじ2
- フルーツ缶・・・1個(80g)
- 水・・・240ml
- 砂糖・・・40g
(シロップに甘みがあるため。砂糖の量はお好みで調整してください)
- アガー(顆粒ゼラチンで代用可)・・・5g(顆粒ゼラチンの場合6g)
- バジルの葉・・・適量(飾付用)
【作り方】
- 茶葉を熱湯に3分浸し、紅茶を淹れます。(渋みが出ない程度に濃い目に淹れてください)
- 1に砂糖を入れ、かき混ぜながらアガー(顆粒ゼラチン)を溶かし、容器に分け入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
- 2に刻んだフルーツをのせシロップをかけます。
- お好みでバジルの葉を飾ってできあがりです。
レシピ提供:ecoライフライター 海江田 佳子(かいえだ けいこ)
栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター
省エネルギーと時間短縮につながるエコなクッキングに、ぜひ挑戦しみてください。
『缶詰』活用レシピ【前編はコチラ】
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※1 食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
参考:農林水産省ホームページ『食品ロスの現状を知る』(外部リンク)
※2 エコライフめぐろ推進協会では、フードドライブ常設窓口を開設しています。
月~金曜 9:00-16:30(土日祝・年末年始を除く)
<お持ち込みいただける食品等の詳細は、エコライフめぐろ推進協会(03-3715-7835)へお問合せください>
エコライフめぐろ推進協会ホームページ(外部リンク)