実践わたし流!!投稿者:阿多田海蔵さん
2022年4月26日(火)に小田原市の清掃工場で行われている、清掃工場から排出されるCO₂のメタネーション実証実験プラントを見学してきました。メタネーションとは、CO₂から都市ガスの原料となるメタンを作ることです。
この実証実験プラントは「二酸化炭素の資源化を通じた炭素循環社会モデル構築促進事業」(環境省の委託事業)で、商用規模での技術を確立することを目的としています。国の直轄事業として実施され、清掃工場を構築した日立造船株式会社が、建設地を小田原市の清掃工場として国の事業に応募し採択されました。
小田原市の清掃工場は第1工場が昭和54年、第2工場が平成3年に竣工し、廃棄物の焼却で発生した熱を、隣のフラワーガーデンの温室で熱帯植物を育てるために利用されているだけでした。
メタネーションプラントは工場前の緑化スペースや駐車場に建設され、2本のパイプでごみ焼却時の排ガスをやり取りしています。
令和4年4月からメタネーションの実証実験が開始され、商用に向けてのデータの蓄積が行われていました。3か月の(プラス予備実験期間1か月)実験期間でデータを集めて、そのあとは更地に戻す計画です。
実証実験と聞くと、来年には出来上がる技術かと思ってしまいましたが、まだまだ将来的な技術とのことでした。この実証実験の結果が脱炭素社会へ一歩近づくことになることを期待した見学となりました。
詳しくは、小田原市ホームページ:https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/envi/energy/topics/p30080.html をご覧ください。