4月5日、中目黒にあるフィールドガレージで、台所コンポストBOXのワークショップが開催されました。コンポストには以前から興味を持っていたので、さっそく参加しました。
台所から出る生ごみをたい肥化する方法は複数ありますが、こちらの台所コンポストBOXは、基材(ピートモスとくん炭)の中に生ごみを混ぜ込んで、微生物に分解してもらう方法(好気性発酵)です。
ワークショップを主催する原直樹さんは、数年前にダンボール箱でコンポストを始めたものの、インテリア的に見た目がいまひとつなこと、ダンボールだと使っていくうちにふやけてしまうことから、木製のコンポストBOXを作成。コンポストのよさを広めたいと不定期でワークショップを開催しています。
「始めたきっかけは、生ごみは80%ぐらいが水分で、燃えるごみとして焼却するとCO₂をたくさん排出すると知ったことです。コンポストBOXを使えば、生ごみを捨てることなく堆肥化することができ、その堆肥で植物を育てれば、エネルギーを循環させることができます」
コンポストBOXの使い方を聞いた参加者からは、どこに置けばいいの、生ごみは何を入れていいの、何か月ぐらい使えるの、臭いはないのなどの質問が次々に飛び出します。
台所コンポストは、キッチンなど室内に置くことができ、生ごみは野菜を中心に小さめに刻んで入れれば2~3日で分解され、半年から1年程度は投入し続けられることや、生ごみは分解されてなくなり、好気性発酵のため臭いもなく土のいい香りがするなど、コンポストの使用感を原さんが丁寧に答えます。
「いろんな気づきが得られるのもコンポストの面白いところです。完ぺきを求めると楽しくなくなってしまうので、できる範囲で負担なくいい感じでお付き合いしてくれればいいと思っています」
我が家でも台所コンポストBOXを活用して、生ごみを減量し、出来た堆肥で植物を育てたい。家の中で小さな循環を生み出したいと思います!
DIY STUDIO(フィールドガレージ内)
フィールドガレージ内にあるDIY STUDIOは、DIYしたい人に工具や場所のレンタルを行っています。台所コンポストBOXのキットを組み立てから始めるワークショップはこちらで開催されます。
台所コンポストBOXについて
原さんが管理者のFacebookの公開グループ「台所コンポストBOXを使おう!」では、ワークショップの開催のお知らせや入手方法、メンバー間でコンポストの使い方の情報交換などを行っています。