実践わたし流!! 投稿者:B.T.Y
スポッンと抜いたワインの栓。燃やすごみとして捨てていましたが、「リサイクルできないのかしら」と思い、インターネットで検索してみました。
ワインの栓に使用されているコルクは、ポルトガルやスペインなど地中海沿岸でコルク樫(コルクガシ)の樹皮から生産されること。コルクは軽量で弾力性・保温性、抗菌性が高く、優れた機能を持つこと。近年はコルクの機能性の高さに加え、自然の素材で使用するとCO₂を削減できることから、SDGsの観点から注目されていることなどが紹介されていました。
コルクは一度の使用で捨ててしまうのはもったいない素材のため、リサイクルやアップサイクルが行われていました。TOKYO CORK PROJECTという団体では、「コルク回収専用BOX」を飲食店やワイン販売店などに設置してもらい、ワインの栓を回収しています。回収後はシャンパンの金具や合成樹脂(プラスチック)のワイン栓などを取り除いてコルク素材のものを選別し、粉砕、圧縮などの再生加工を経て、再び素材として活用します。用途は、内装材やインテリア、コルクボードやコースターなど、アップサイクルされて生活の中に戻ってきます。
「コルク回収専用BOX」は目黒区内だけでも45店舗ほど、都内を中心に750か所以上に設置されています。我が家の最寄りのワイン販売店にも回収ボックスが設置されています。
これからはワインの栓は捨てずに回収ボックスへ。ごみの減量、資源の有効活用もでき、ワインがよりおいしくなりそうです。