「自家製カッテージチーズでアイデア料理①」に掲載のカッテージチーズを牛乳500mlで作った際にできたホエー(乳清)約400mlで、2品の料理を作りました。
ホエーは体に吸収されやすい水溶性のたんぱく質やミネラル、ビタミンなど栄養も豊富なので無駄なく利用しましょう。
ホエーの入った「酸辣(サンラー)やみつきスープ」
たけのことほろ苦い菜の花とホエーの酸味でやみつきになるスープです。
(材料) (2~3人分)
- ホエー ・・・200ml
- 水 ・・・350ml
- 豚小間切れ ・・・100g
- 水煮竹の子 ・・・40g
- エノキだけ ・・・40g
- もやし ・・・100g
- 菜の花 ・・・3本
- 生姜 ・・・1片
- ごま油 ・・・小さじ2
- スープの素 ・・・小さじ2
- しょう油 ・・・大さじ1・1/2
- 塩 ・・・少々
- 片栗粉 ・・・大さじ2
- ラー油(お好みで)・・・適量
- 粗挽き胡椒(お好みで)・・・適量
(作り方)
- 全ての食材を細切りにします。もやしはひげ根を取っておきます。
- 鍋にごま油と豚肉を入れ、中火で炒めます。
- 肉の色が変わってきたら、すべての野菜を入れて炒め、ホエーと水を入れスープの素を入れて煮込みます。
- しょう油と塩で味をととのえ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。お好みで、ラー油、粗びき胡椒も加えてみてください。
ホエーを利用した「彩り鮮やか即席ピクルス」
やさしい酸味ですっぱすぎずない乳酸菌たっぷりのピクルスです。
(材料)
- にんじん、セロリ、ミニトマト、きゅうり、ブロッコリーなどお好みの野菜・・・300g
ピクルス液
- ホエー ・・・200ml
- 酢 ・・・70ml
- 砂糖 ・・・大さじ2
- 塩 ・・・小さじ1・1/2
- 黒胡椒粒 ・・・5粒
- 赤唐辛子 ・・・1/2本
- ローリエ ・・・1枚
(作り方)
- ミニトマト以外の野菜を一口大に切っておき、ブロッコリーは湯通しします。
- 小鍋にピクルス液の材料を全て入れ、ひと煮たちさせ、冷ましておきます。
- 保存容器に野菜とピクルス液を入れ、冷蔵庫で保存します。翌日以降が食べごろです。
海江田先生の食材メモ
- ホエーを肉料理に混ぜ合せれば、たんぱく質の分解酵素で肉が柔らかくなります。また、ホエーはアミノ酸が豊富で、ティラミス、チーズケーキなどに利用すれば、ホエーの酸性が膨らむ力を強くし、ふわふわ感が増して美味しくなります。飲み物として、レモン、ハチミツと混ぜ合せれば、ラッシーやジュースとしても利用できます。
- また、ホエーに含まれるアミノ酸には、ミネラル、ビタミンなどが多く含まれ、整腸作用・ダイエット効果がある上、活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があるといわれています。
スープもピクルスも、材料の野菜は冷蔵庫の余り野菜でアレンジできます。ホエーは冷凍もできますので、余り野菜がある際は使ってみてはいかがでしょうか。
記事・レシピ考案:海江田 佳子(かいえだ けいこ)先生
(栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター)