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和綿を育て、収穫した綿花(コットンボール)は福島へ

実践わたし流‼ 投稿者:紬さん

今年も和綿のコットンボールを収穫しました。この夏は記録的な猛暑日が続き雨も降らず、綿は成長を留めていたようですが、涼しくなると復活したように花を咲かせ、実を付けてくれました。そして秋には実がきれいに弾け、ふわふわの綿花がいくつも取れました。この瞬間は本当にうれしいものです。

 

①ポットで種を発芽させます
①ポットで種を発芽させます
②畑に地植えします
②畑に地植えします
③可愛らしい花が咲きました
③可愛らしい花が咲きました
④大きな実を付けました
④大きな実を付けました
⑤実がはじけました
⑤実がはじけました
⑥コットンボールを収穫しました
⑥コットンボールを収穫しました

 

私が和綿を育て始めたきっかけは、7~8年前に「コットンプロジェクトめぐろ」で苗をいただいたことです。活動に参加した当初はいただいた苗を育てていましたが、そのうち綿繰り(綿の実から種を外すこと)をした種を自分で蒔くようになり、借りている畑の隅で毎年のように育てています。もともと野菜やハーブを育てるのが好きで、有機農法で育てたいと畑を借りていましたので、綿も種から育てたくなりました。植物の種の持つ力と土の力で、小さな種から発芽して大きく育っていく過程は感動的です。今年は茶綿4本と河内木綿4本を育てました。

 

この茶綿は「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」(東日本大震災と原発事故後に、被災地の人々の苦境から未来を見据えるための活動として、綿を育てることに繋げてきた)に参加する団体の一つである福島県いわき市にある「NPOザ・ピープル」に届けられます。

「コットンプロジェクトめぐろ」はこの活動に賛同し、区民が和綿の里親となって育てた綿をいわきに届けています。

 

私はこの活動への参加が福島へのささやかな支援と、衣食住の衣の原点を見直す機会になればという思いで綿を育てています。