実践わたし流!! 投稿者:まゆげくん
先日、『めぐろエコサミットin2022エネルギー問題最前線 脱炭素社会へ向けSDGsに取組む交通業界』という講演会で水素バス、水素を燃料とした燃料電池バスの話を聞きました。目黒区内でも本数は少ないが、運行されているとのことなので乗ってみることにしました。東急バスでは『東98系統』『渋41・42・43系統』で運行中です。発車時間は問い合わせると教えてくれます。
【静かで振動の少ない乗り心地】
原理は下記参考にあるページを見ていただくとして、普通の路線バスと外観は大差ありません。乗り心地は静かで振動が少なく快適でした。路線バスに乗ると停車している間のアイドリングでバスがブルブル振動します。ウトウトしているとこの振動で眠気も覚めてしまいますが、この燃料電池バスはその振動がありません。また、乗客がノートPCのキーをたたく音が聞こえていました。そのくらい静かでした。電気自動車の感覚に似ていると感じました。
【エコはコストがかかる】
講演会では水素バスはコストがかかるという話でした。「通常のバスであれば購入価格は2500万円だが水素バスは1億円かかる」とのことです。また、「燃料コストも1㎞あたり通常50円が96円になる」そうです。企業にとってはエコと利益どちらも大事ではあるので、痛しかゆしというところでしょうか。普及が進めばコストダウンにも期待できそうではありますが。
【エコエネルギーの可能性】
今回水素バスに乗って、エコの視点から考えたエネルギーでこれまでと同等のことが可能であるということを実感しました。コストなど課題は残りますが、代替エネルギーというものが身近に浸透しているということを感じた体験でした。
参考:どうして水素で車が走るの? 株式会社ENEOS水素サプライ&サービス(2022年12月26日)
燃料電池バスを導入いたします 東急バス株式会社(2020年3月26日記事)
関連:燃料電池バス「SORA」(ソラ)が目黒を走る めぐろスマートライフ(2020年7月28日記事)