2020年11月6日(金)、東急目黒線西小山駅前に「ヒロバ型創造施設Craft Village NISHIKOYAMA(クラフトビレッジ西小山)」がオープンしました。
「Craft(クラフト)・Sustainability(サスティナビリティ)・Community(コミュニティ)」をキーコンセプトに、西小山のまちづくりや賑わい創出の場として活用することを目的に再生コンテナハウスと広場を整備してできた施設です。
地元の住民の方々のまちづくり、コミュニティへの想いも詰まっています。
※クラフトビレッジでは各飲食店で購入した物を1Fの客席や2Fのテラス席でも飲食することができます。
同施設の飲食テナントのなかで、サスティナビリティに熱心に取組んでいる「コーラとハンバーガー」という店舗がありました。
この店で提供する商品に使う食材には産直の無農薬野菜や国産牛を使用するなど安全への特別なこだわりを感じます。
「あんしん×やさしい=おいしい」というコンセプトのお店です。
しかしサスティナビリティへの取り組みにはもっとこだわりが…
店長の渡邉さんにお話を伺いました。
「オープン前からオーナーやスタッフとサスティナブルな店にしたいと、様々なアイディアを出し合い、実現可能なものから取り入れています。」
1.食材ロスを出さないために
- メニューの種類を少なくして食材の無駄を出さない
- 作り置きはせずフレッシュな食材を使用する(国産牛100%パテは毎日手仕込みし冷凍しない)
- 添加物不使用の自家製ソースを使用(必要な分だけ作る)
- オーダーが入ってから国産小麦のバンズを焼く
2.プラスチックごみ削減
- 店内の食器やカトラリーは100%天然由来素材で土に戻るものを使用
- ストローを希望するお客さんには、サトウキビを原料にした生物分解性のストローを提供し、使用後堆肥化する
- テイクアウト用容器・包材は再生紙製を使用
3.持続可能な農業を支える
- 使用する野菜は生産者から無農薬のものを直接仕入れる
- 北海道からこだわりのチーズ、牛肉、ジャガイモを直接仕入れる
- お店オリジナルのクラフトコーラの材料もハト麦、山椒、生姜、柑橘類など国産有機のものを使用
4.その他の取り組み
- スタッフユニホームはリサイクル素材でできたものを使用
- 服のリサイクルBOXを設置し、家庭でいらなくなった服を回収
- ユニフォームのエプロンは玉ねぎの皮とオリーブで染めたもの
- 食器の洗剤はヤシの実洗剤を使用
「コンポストの設置など今後もやりたいことはたくさんあります。スタッフにもコンセプトを理解した上で働いてもらっています。」
「オープンキッチンにしているのは、肉やパンを焼いている香りや料理人の動きなどを五感で楽しんでもらいたいと思ってのことです。」と商品を提供するまでの過程にも工夫があります。
同店のHPによると「10年後、100年後の子供たちのミライが明かるくなるように、食に関わる私たちができることを『ひと手間』の心でやりたい…」というサスティナブルなコンセプトで運営しているそうです。
おいしいハンバーガーとクラフトコーラでお腹が満たされ、サスティナブルな取り組みへの応援にもなる。そして自分自身の生活にも取り入れたいエッセンスがいっぱい詰まったお店でした。
コーラとハンバーガー
Instagram:https://www.instagram.com/cola_to_hamburger
電話 03-6303-3570
〒152-0011 東京都目黒区原町1-7-8