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土鍋を使った保温調理で、加熱時間は大幅減、おいしさは大幅アップ!

実践わたし流‼ 投稿者:やすたか

煮物やスープを作るとき、土鍋を使って保温調理してみませんか? 保温調理は鍋を沸騰させた後の余熱を活用するため、調理時間やエネルギーを節約でき、しかもおいしく仕上げることができます。食材に味が染み込むのは、実は「冷めるとき」。火から下ろしてゆっくり温度を下げていく保温調理は、おいしさの上でも理にかなった方法です。また、長時間加熱していると香りや旨みが逃げたり、栄養素が壊れたり、食材が硬くなったりするというデメリットがありますが、保温調理なら加熱時間は短時間なので、こうしたデメリットも解消し、おいしく仕上げることができます。

 

今回は「鶏の薬膳スープ」を土鍋を使って保温調理しました。体の芯から温まる鍋料理です
今回は「鶏の薬膳スープ」を土鍋を使って保温調理しました。体の芯から温まる鍋料理です
 保温調理用の籠。内側に保温用断熱材をセットして使用します
 保温調理用の籠。内側に保温用断熱材をセットして使用します

バスタオルや毛布など、土鍋を包むものを用意します
バスタオルや毛布など、土鍋を包むものを用意します
 専用の保温道具がなくても、バスタオルや毛布などでくるむだけでも効果があります
 専用の保温道具がなくても、バスタオルや毛布などでくるむだけでも効果があります

 

いろいろなメリットがある保温調理ですが、土鍋を使うことでさらに効率よく調理することが可能です。土鍋は普通の鍋に比べ保温力が格段に高く、食材の旨味を閉じ込める効果が高いといわれています。

 

我が家では義母が愛用する保温調理用の籠(かご)を活用しています。具材の大きさや種類にもよりますが、根菜類の煮物なら、沸騰後5分くらい弱火で煮た後にバスタオルなどにくるんで籠の中へ。15分~25分置くことで、中までしっかり味を染み込ませることができます。

 

保温調理は専用の器具がなくてもだいじょうぶです。土鍋は普通の鍋よりも重さがありどっしりしているので安定感があり、保温性が高く冷めにくいため、厚手のバスタオルや毛布でくるむだけでも同様の効果があります。

 

保温調理は寒い季節はもちろん、いつでも活用できます。ぜひ試してみてください。