実践わたし流!! 投稿者:阿多田 海蔵さん
プラスチックによる環境問題に関心が集まる中、ecoライターとして10月に「草ストローでプラスチック削減」のインタビューをしました。その後、プラスチックについてもう少し知っておこうと思っていたところ、東京工業大学の公開講座『ゴム、プラスチックの安全・安心』があることを知り、3回の講座を受講しました。その中で日々の暮らしに活かせそうな、“へぇ、そうなんだ”を報告します。
講座は10月9日~1月22日の全7回14講座、私はこの中から下記の回をオンラインで受講しました。
(日程の都合がつかなくても、外出先でスマートフォンで聴講できました)
・プラスチックゴミ問題とプラスチックの生分解性評価 10月19日
・生態系に影響を与える化学物質 11月13日
・安全・安心な社会を目指して 11月27日
プラスチック製品の環境問題は、ごみとなり焼却したときに発生する二酸化炭素と、環境中に放出されるプラスチックの問題があります。今回報告する“へぇ”は、後者です。
プラスチック問題の課題解決に期待されている「生分解性プラスチック」ですが、その“分解”とは、主に土の中やコンポスト中で微生物によって分解される“性能”を指していています。では海の中はどうかというと、海の中は土の中に比べて微生物が少なく分解が進みにくいそうです。
しかし、最近は化学メーカーのカネカが、海洋中でも分解する素材を開発し、伊藤園の紙パック飲料などにはこのストローが使われているとのことでした。
私たちが、環境への影響がより少ない製品を選ぶことで、このような製品が、「特別ではないモノ」となってくれればいいなぁと感じました。
この講座は毎年開催されているようですので、東京工業大学のWebページをご確認いただければと思います。
【参照先】
講座の案内:https://www.titech.ac.jp/event/2021/061871