レシピをご紹介する前に『フードドライブ』をご存じですか
フードドライブとは、家庭で余った未使用食品を持ち寄り、必要としている方につなげ利用していただく活動です。エコライフめぐろ推進協会では『食品ロス※1削減』のため、フードドライブ常設窓口※2を設けています。食品ロスは、生産にかかる資源を無駄にし、運搬や廃棄処理によるCO2の排出などが環境負荷となります。
フードドライブを実施していると、賞味期限がまだ1年以上先であるにも関わらず「買いすぎた」「頂いたけれど、活用できない」という理由で、持ち込まれる食品が多数あります。
『フードドライブの現場から』と題し、よく持ち込まれる食品1点を取り上げ、その食品を活用したレシピを、ecoライフライター海江田佳子さんよりレベル別にご紹介いただきます。手放す前に、レシピを参考にしてみてください。
レシピを教えてくれた海江田佳子さん
第1回目は『ミックスビーンズ』前編・後編の2回に分けてご紹介します
ミックスビーンズ※3は、フードドライブへ毎月平均14点、多い月では25点が持ち込まれています。缶詰やパウチタイプのものがあります。既に火が通った製品ですので、火の通りを気にしなくてよく、そのまま簡単に召し上がれます。
後編では、<レベル2:お手軽に><レベル3:ほんの少し手間をかけて>のレシピ2品をご覧ください。
ミックスビーンズ・ツナ・残りもの野菜のヨーグルトサラダ <レベル2:お手軽に>
にんにくとヨーグルトを使ったソースで、いつもとは一味違ったサラダになります。
【材料 2人分】
- ミックスビーンズ・・・50g
- ツナ水煮缶・・・1缶(70g)
- 残りものの野菜(ミニトマト・玉ねぎ[薄切り]・セロリ[薄切り]・レタス[みじん切り]など)・・・適量
- ヨーグルト(A)・・・大さじ2
- マヨネーズ(A)・・・大さじ2
- レモンの絞り汁(A)・・・小さじ2
- おろしにんにく(A)・・・小さじ2
- レタス(飾付用)・・・3~4枚
【作り方】
- ボウルに(A)を入れ、よく混ぜ合わせておきます。
- 残りものの野菜は適当な大きさに切り、ミックスビーンズ、水気を切ったツナと混ぜ合わせ、1.と和え、塩・こしょうで味を調え、レタスを敷いて盛り付けてできあがりです。
ミックスビーンズと白玉のアジア風ココナッツミルク <レベル3:ほんの少し手間をかけて>
ミックスビーンズはデザートにも大活躍です。
【材料 2人分】
- ココナッツミルク(A)・・・25ml
- 豆乳(A)・・・25ml
- プレーンヨーグルト(A)・・・25g
- 砂糖(A)・・・大さじ2
- 白玉粉・・・50g
- 水・・・50ml程
- ミックスビーンズ・・・50g
- お好みの果物(バナナ・キウイフルーツなど)・・・適量
- ミント(飾付用)・・・お好みで
【作り方】
- (A)を混ぜ合わせておきます。
- ボウルに白玉粉を入れ、水を2~3回に分けて加え、手でこねます。適当な固さになったら食べやすい大きさに丸め、熱湯で茹でます。茹で上がったら冷水に入れておきます。
- お好みの果物を食べやすい大きさに切ります。
- 器に2と3を入れ、1を注ぎできあがりです。
レシピ提供:ecoライフライター 海江田 佳子(かいえだ けいこ)
栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター
省エネルギーと時間短縮につながるエコなクッキングに、ぜひ挑戦しみてください。
次回の『フードドライブの現場から』シリーズもどうぞお楽しみに。
『ミックスビーンズ』活用レシピ【前編はコチラ】
めぐろスマートライフでは過去に蒸し大豆を使ったレシピをご紹介していますので、合わせてご覧ください。
- 大豆入り豚肉の甘酢炒め煮(2017年8月22日掲載)
- 切り干し大根と大豆缶詰の煮物(2017年9月28日掲載)
※1 食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
参考:農林水産省ホームページ『食品ロスの現状を知る』(外部リンク)
※2 エコライフめぐろ推進協会では、フードドライブ常設窓口を開設しています。
月~金曜 9:00-16:30(土日祝・年末年始を除く)
<お持ち込みいただける食品等の詳細は、エコライフめぐろ推進協会(03-3715-7835)へお問合せください>
エコライフめぐろ推進協会ホームページ(外部リンク)
※3 ミックスビーンズの製法には『水煮』と『ドライパック』の2種類があります。
ドライパックは豆を蒸して作られているため、型崩れしにくく開封してすぐに使えます。水煮は豆を真水や塩水でゆでて作られており、こちらもそのまま使えますが、液汁に浸かっているため水切りが必要です。