アロマセラピー(芳香療法)とはハーブ(薬用植物)や果実などから抽出した天然の精油(エッセンシャルオイル)を暮らしの中で、美容や健康に役立てるライフスタイルをいいます。精油の香りや有効性は抽出する植物によってそれぞれ異なります。爽やかな香りの精油を使って、暑い夏を少しでも涼しく爽やかに過ごしたい!
そこで、夏向きの精油について、薬剤師さんがオーナーという老舗ハーブ&アロマショップ「グリーンフラスコ自由が丘店」店長 有坂 理英さんにお話を伺いました。
ご紹介いただいた精油は、「北海道和薄荷」(ほっかいどうわはっか)です。
「薄荷はシソ科の植物で、西洋ハッカから和薄荷まで、たくさんの品種がありますが、
西洋種のペパーミントは甘い香りがします。一方、和種の薄荷(ジャパニーズミント)は、メントールの含有量が多いため、特にひんやりと感じます。人によって感覚はそれぞれなので、直接お肌に触れる使い方はやめましょう」
「貼るアロマシール」
そこで、ご紹介いただいたのが、“貼るアロマシール”です。
直径2.8㎝の円形のシートに精油を1~2滴垂らして、衣服などに貼ることで、長い時間香りを楽しむことができるという商品。「このシールに北海道和薄荷のオイルを1滴垂らしてマスクの外側に貼ると、マスクをしている時に涼しく感じます。同じシールを団扇に貼って扇いでみてください。風も涼しくなるんですよ」ということで団扇をあおぐと、確かに顔にあたる風が涼しく感じます。
※マスクにシールを貼る場合は、半分にカットして使用しましょう。また、刺激が強いと感じる場合は、シールを鼻から離れた場所につけましょう。
アロマシールを
貼ったマスク
団扇にも
アロマシール
“貼るアロマシール” は、他もいろいろな使い方があります。
例えば、ブラウスの襟元の裏側やネームホルダー、携帯電話ケース、枕、傘、ハンカチなどにシールを貼るだけで、手軽に精油の香りが感じられます。
和薄荷で手作りする「クレイローション」(デオドラントローション)
次に紹介いただいたのが和薄荷で作る「クレイローション」です。
『クレイローション』(デオドラントローション)
【材料】
北海道和薄荷精油 5滴
無水エタノール 5ml
精製水 40ml
クレイ(化粧品用)小さじ1/3(グリーンフラスコでも購入可)
容器(50ml以上)
【作り方】
① 無水エタノール5mlを容器に入れます。
② ①に北海道和薄荷精油5滴入れ、良く振って混ぜます。
③ ②に精製水40mlとクレイ小さじ1/3入れてよく振って混ぜます。作ってから2週間位で使い切りましょう。
その他に、無香料のシャンプー100mlに対し、薄荷の精油を20滴入れるだけで、アロマシャンプーに。また、お風呂に薄荷の精油を数滴垂らすだけでクールダウンできて、入浴後の扇風機が必要ありません。もうひとつ、お庭の手入れ作業時、軍手などに薄荷の精油を数滴垂らすと虫よけにもなります。
薄荷の精油を使って夏を楽しみながら涼しく過ごしましょう。
【精油やアロマシールなどのお問合せ】
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-41-12ソフィアビル1階
TEL 03-5483-7565
メールアドレス:shop@greenflask.com
(オンラインショッピングもあります)
洗濯機のすすぎの際に薄荷の精油を垂らすと、室内干しの嫌な臭いを防ぎますし、拭き掃除のバケツの水に数滴垂らすと、掃除の間中スッキリした気持ちになります。
暑い夏、暮らしの中に薄荷を取り入れて、涼をとる工夫をしてみましょう。自分流の使い方が見つかるかもしれません。