長かった雨の季節も終わり、一気に夏がやってきました。海・山へ行きたい!といったところですが、今年はコロナ禍で外出もままなりません。
そこで、身近な場所で夏らしい自然体験をしてみようと「林試の森公園」へ行ってきました。
今回は小学5年の2人組が体験しました。
暑い街中から公園に1歩入っただけで別世界!!気温が一気に5度位も下がった感じです。
今回体験するのは、私たちの五感のうち常に働いている「視覚」を遮ることにより、ほかの感覚を研ぎ澄ますことです。
1.「目隠しトレイル」
木の間に長いロープを張り、目隠しをしてロープを頼りに進むゲームです。
見えていれば簡単なコースも、見えないとおっかなびっくり。途中で触れる木や草の感触、足元の枯葉の音など今まで気にしていなかったことが新鮮に感じられたようでした。
2.「目隠し芋虫」
本当は複数人が目隠しをして繋がるのですが、今回は二人だけなので目隠しは一人、もう1人は「操縦」担当です。目隠しをした後ろから肩を叩いて進む方向を指示してゴールに向かいます。子どもたちは肩を叩く以外に、音で誘導する遊びも発明しちゃていました。
3.「私の木」
目隠しをした体験者をある特定の木へ誘導し、木に触れたり臭いをかいだりと感覚を総動員してその木の特徴を覚えてもらいます。コースがわからないようにぐるぐる回ってから目隠しをはずし、その「木」を探します。樹皮の感覚、枝の形、根っこの出方などをたよりに、発見した時は嬉しいですよね。
「目隠しをしたけど、木を触ったり、周りの音でどの木なのかわかった」「葉っぱのにおいでどの木か探した」「一つ一つの木に特徴があるんだとわかった」と子どもたちから感想がありました。
林試の森公園は広いので場所を選べば密にならずにゆったりと遊べます。これだけ遊んで約1時間。いつも何気なくあそんでいる公園ですが、感覚を研ぎ澄ませば自然がより強く感じられます。
帰り際、降るようなセミの声であたりを見回すと、そこここに抜け殻がいっぱい、地面には抜け出した穴も。そこで、セミの羽化を見てみたい!ということになり、第2部として夜にまた公園を訪れることとなりました。