日本では年間2,550万tの食品廃棄物が出され、このうち食べられるのに捨てられる「食品ロス」が612万tにものぼります。※
「食品ロス」の削減は、SDGs(Sustainable Development Goals)「持続可能な開発目標」のターゲット12に掲げられ、2030年までに小売・家庭それぞれにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させること等が盛り込まれています。
※農林水産省「食品ロス量(平成29年度推計値)の公表について」
社会問題となっている「食品ロス」問題に私たちが簡単に取り組めるアイデアをご紹介します。
フードドライブに食品を持っていこう!
「食品ロス」削減のための取り組みとして今注目されているのが「フードドライブ」です。
自治体やNPOが運営していることが多いですが、目黒区では令和3年4月12日からエコライフめぐろ推進協会が「フードドライブ」の常設窓口を開設します。
「買いすぎてしまった」、「贈答品が食べ切れない」といったキッチンで眠っている食品を窓口まで持参しいただければ、必要とする福祉施設などに届けて活用します。窓口は目黒区総合庁舎別館6階なので中目黒駅からも徒歩5分ととても便利です。
スマートライフからの提案
身近な「食品ロス」を減らすために、わたしたちに出来ることはどんなことでしょう。
「めぐろスマートライフ」では今までに様々な提案してきました。
例えば、その日に食べ切る量だけの野菜や総菜を量り売りやばら売りで購入できる店、サスティナビリティに熱心に取組んでいるハンバーガーショップ、余った食材を加工し再生野生を加えたアレンジレシピや、など様々な紹介や提案をしています。
めぐろ買い物ルール
目黒区でも「食品ロス」削減の取り組みとして「めぐろ買い物ルール」を広めています。
どれも、気軽に取り組めそうなルールですね。さらに、「めぐろ買い物ルール」の取り組みを推進するお店を「めぐろ買い物ルール参加店」、「食品ロス」削減に取り組むお店を「食べきり協力店」として登録しています。協力店には以前「めぐろスマートライフ」で紹介したお店もあります。現在、参加店・協力店はぞくぞくと増えています。お店の入口のステッカーにも注目ですね。
めぐろ買い物ルール参加店・食べ切り協力店を一部紹介
目黒区上目黒2丁目25-13
「食料ロス」削減や環境保全のために実践している事
- 材料は必要量だけ仕入れる
- 食材を使い切るよう他の総菜に作り替える工夫をする
- デリバリーの際は紙袋を使用
- レジ袋の要不要を確認
- 小盛メニューの提供
- 少量(一人前等)の総菜などの販売
- 賞味期限間近による値引き販売など
わたしたちに出来ること
「食品ロス」の削減についていろいろなアプローチを紹介しました。どれも「自分ごと」として取り入れることはそれほど難しくないでないでしょう。「めぐろ買い物ルール」にも気付かないうちに、今の生活の中で実践出来ているルールがあるかもしれません。
「フードドライブ」は食品を集めるのが目的ではありません、あくまで「食品ロス」削減のアプローチのひとつです。どうしても自分や家族で食べ切ることが出来ない、そのようなときにまだ食べられる食品を捨てるのであれば「フードドライブ」に持参下さい。「食品ロス」、もったいないですよね。