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自然の素材で自然本来の色を楽しむ「たたき染め」

藍染めは、天然の藍の葉を使用するため化学染料を使わず、環境にも人にも優しい染め方です。

また、化学薬品を含まないため、肌の弱い人やアトピーの方も安心して使用することができます。

今回ご紹介する「たたき染め」は、藍染めの一種です。

摘み取った葉をそのまま使用して染色をするため、葉本来の色をそのまま生地に写すことができ、時間が経つと緑から青に色合いが変化するなど自然の色を楽しむことができます。

 

今回は、藍などの葉を使って、エコバックにたたき染めで色付けをしました。

 

たたき染めのやり方

【材料】

エコバック(綿100%) 1個

クリアファイル 1個

紙 1枚

マジックなど先が硬いもの 1個

好きな葉 数枚

※今回は、藍、レッドロビン、フウセンカズラ、コミカンソウの葉を使用

 

 

① 裏に色移りしないように紙を挟む

② 葉の表面を下にして配置し、クリアファイルで挟み込む

③ マジックなど硬いもので葉を上から強くこすりつける

※ 生地に葉の組織がしっかり写るほど強くこするときれいに色が出ます


④ こすり終えたら葉を取り除く

⑤ 残りの葉も同様に行い、染めていく

⑥ できあがり!

※ 葉の残りが生地について取れない場合は、乾燥させたあとに歯ブラシなどで優しくこすると取れます


葉は、水分が多いもので、ある程度の厚みのあるものの方が生地にしっかり色が付きます。

藍は水分量や葉の厚みがちょうどよく、きれいに発色します。

洗濯する時は、色移りに注意しながら石けん水で洗います。

干していくうちに酸化され、きれいな藍色になります。

藍の葉の収穫時期は7月から9月頃ですが、藍だけでなく、道端にある葉でも材料になります。

これから新緑の時期に入っていき、多くの緑が生い茂ります。

色や形など、素敵と思う葉を探し、自然の色を活かしたオリジナルデザインのたたき染めに挑戦してみませんか。


~はっぱあそび『はっぱdeエコバッグを作ろう』~

たたき染めのやり方を動画で紹介しています。

花を使ったステンシルの紹介もありますので、ぜひ参考にしてください。