実践わたし流!!投稿者:阿多田海蔵さん
2020年10月から「めぐろで麦を」の活動をしている環境保全活動グループMGK10のその後の報告です。(麦を収穫したところまでは、実践わたし流‼の記事「自宅で麦は栽培できるの?」をご覧ください)
都会に住んでいても、米が育つ過程は目にします。小学校ではバケツで育てていたり、テレビでも水田の風景や、新米の収穫の映像を見ることがあります。しかし、麦は、麦畑はどこにあるのか?いつタネを蒔いて、いつ収穫するのかも知りませんでした。「食品ロス、フードマイレージの観点も含め、麦について学んでみよう、それなら実際に栽培してみよう、できたら麦ごはんにして食べてみたいと、まずは麦について調べて、各自の家でプランター程度の量を育ててみようが、この計画のきっかけでした。
麦を育てた結果
・麦ごはんが食べられることを期待して、殻が取れやすいとあった“はだか麦”を栽培したが、殻が取れない粒が多かった
・陽当たりがいい場所で栽培した大麦の実は、殻が取れる実が多かった
・大麦は鍋で炒って麦茶に、小麦はフードミルで全粒粉を作った
・麦を収穫した後にそばを育てて、小麦粉をつなぎとしてそば打ちをする夢を抱いていたが、そばは陽当たり不足で実が付かず 絵に描いた餅ならぬ、ホームページに記録しただけの「デスクトップ上の蕎麦」となってしまった。
・麦を刈り取ったあと、ムギとソバを緑肥 (※1)としたところ、スナップエンドウを育てている脇からムギが延びてきた。期せずして春蒔きのムギも育てることになっている
・実が入っていない空っぽの穗はドライフラワーにして壁に飾った
食べ物を得ることの難しさを実感して、フードロスをより考えるきっかけには十分なりました。
麦の花は小さな白い花ですが、穂が小麦色になると見た目もキレイなので、花壇で育てるもありだと思いましたが、少量のタネが入手できないので難しいですね。
詳しくは、MGK10のHP「めぐろで麦を育ててみる」をご覧ください。
※1:「緑肥」畑に植えた植物を肥料として土壌に入れたまま耕す栽培方法のこと。詳しくは「緑肥のすすめ」へ。